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12月17日にお施主様のご厚意のもと、三鷹市上連雀I様邸にて二世帯住宅の構造見学会を開催しました。
寒い中、ご来場いただいたお客様、誠にありがとうございました!
I様邸は東京ゼロエミ水準3をクリアした高気密・高断熱・省エネなお宅です。
「温かい家に住みたい!」というI様こだわりを感じていただける構造見学会でした。
14日に行われた専門家による気密測定の結果は、0.36㎠/㎡でした。
建築面積も大きく、比較的気密の数値が出にくい引違いの窓が多い中、0.36という数値は現場としても満足のいく結果になったと思います。
I様邸は、窓(サッシ)に3種類のサッシを使い分けています。
お施主様のこだわりで、南側の窓は庭を眺めるのに最適な性能も高く窓枠が狭いLIXILのアルミ樹脂のハイブリット型のTWを。
寝室の窓は、もっとも性能が高い樹脂窓のYKKのAPW430のトリプルガラスを。
それ以外の窓は、YKKのAPW330の樹脂窓という形で、3種類のサッシをその目的ごとに使いわけて採用されました。
下の写真を比較されると枠によって窓の印象が違うということがよくわかると思います。
南側のLIIXL TW
寝室のYKK AP 430 トリプルガラス
12月の構造見学会にも関わらず、暖房器具は一切不要で、南側から差し込む太陽がポカポカと温かい見学会でした。
これも高性能住宅ならでは!ですね。
今回のI様邸では、現場発泡型ウレタンフォームの日本アクアのアクアフォームを使用しています。
アクアフォームは高い断熱性能の断熱材で、東京ゼロエミ水準3をクリアするために、壁は100㎜、屋根は200㎜の厚さに吹き付けています。
I様邸の断熱性能を表す数値「UA値」は0.42。UA値は設計段階で計算で算出できる断熱性能の数値になります。
UA値0.42はHEAT20のG2レベルをクリアする性能値です。
断熱材吹付後の様子
1階は親世帯、2階は子世帯とフロアごとに居住スペースを分離したI様邸。
外階段だけではなく、家の中の階段を使っても行き来できる設計(階段途中で扉あり)で、お互いに程よい距離感で寄り添いあえるお宅です。
そして、親世帯の住む1階におばあちゃんも同居するI様邸は、床暖房も設置し、各部屋が暖かく快適に過ごせるお宅になりそうです。
最後になりましたが、I様、大切なお宅を見学会に貸していただき、誠にありがとうございました。
これからも工事が続きますが、引き続きよろしくお願いいたします。