一級建築士事務所による三鷹市、武蔵野市、多摩地区の新築注文住宅・リフォーム・二世帯住宅・高性能住宅

司の家づくりコラム:vol.6令和4年度「東京ゼロエミ住宅」助成金情報

いつも司建築計画のHPをご覧いただきありがとうございます。

今回のコラムは令和4年度の東京ゼロエミ住宅の最新情報です。

司の家づくりコラム:vol.6令和4年度「東京ゼロエミ住宅」の最新情報

1月末に東京都から令和4年度 「東京ゼロエミ住宅」の助成事業の拡充等が発表されました。

今回、新たにより高い省エネ性能等を備える東京ゼロエミ住宅基準を追加した、基準の多段階化が
行われ、基準を満たした住宅には支給される補助金も大幅に増えることになりそうです。

(東京都議会で可決された場合、令和4年4月1位日施行)

予算規模は令和3年度が約43億円でしたが、令和4年度は約108億円の予定です。
今回新たに水準が新設され、より省エネに対応できる高性能の住宅性能を求められるようになりました
求められる住宅性能水準が高くなった分、もらえる補助金も増えるという考え方のようです。

 

■東京ゼロエミ住宅とは・・・

「東京ゼロエミ住宅」とは、東京都が独自に定めた高い断熱性能を持った断熱材や窓を用いたり、
高い省エネ性能を有する家電製品などを取り入れた省エネ性能の高い住宅の事を呼びます。

東京都の場合、地価が高いことなどもあって、住宅の敷地が狭く、2階建てや3階建ての一戸建てが多い特徴があります。また、住宅が密集しているので、隣家の日当たりなどを考慮した制限などにより、屋根の面積が小さく形状も変則的になることが多い。となると、屋根に太陽光発電設備をあまり設置できないことになります。

そこで、「東京ゼロエミ住宅」は、太陽光発電などによる再生可能エネルギーの基準を緩和し、住宅の断熱性や設備の効率化などを重視した、独自の省エネ基準となっています。

都では、基準に適合する住宅を新築した建築主に対しその費用の一部を助成することにより、令和元年度から
家庭におけるエネルギー消費量の低減を推進しています。(補助金の支給は抽選です)

 

 

■令和4年度の「東京ゼロエミ住宅」水準

 

 

今回新設されたのは水準2水準3です。

水準2はZEH相当の断熱性能と、国が定める基準より35%削減する高い省エネ性能の基準を設定されています。また水準3は北海道相当の断熱性能と、国が定める基準より40%削減する高い省エネ性能の基準を設定されています。

水準3の性能値「外皮平均熱貫流率」=UA値0.46はHEAT20G2グレードの断熱性能基準であり、

弊社が目標としている性能値です。

弊社の「高性能住宅への取り組み」はこちらから→

 

 

 

次の「必ず適合すべき仕様」に適合したうえで、水準ごとに設定した「性能値」を満たすことで東京ゼロエミ住宅の各水準に適合します。

性能を上げると断熱材や設備にかかるコストが上がります。

司建築計画では、性能とコストのバランスを取りながら、補助金対象となるような家づくりをご提案しています。

 

 

最も厳しい水準である水準3を満たした住宅には、210万円の助成金がもらえることになります。

さらに太陽光発電システムを搭載すると追加の補助金が支給されます。

 

■「東京ゼロエミ住宅」に住む人のメリットは補助金をもらえる他にもたくさんあります!

  • 「断熱性の確保」により、部屋間の温度差や、部屋内の上方と足元の温度差が小さくなるため、ヒートショックの予防など、暮らしている人の快適性向上や健康の維持が期待できます

 

  • 「設備の効率化」により、空調や給湯器等の効率が良くなり、光熱費の削減につながります。さらに、冬に壁や窓の表面温度が低くなりにくいため、結露が抑制されます。


その結果、健康を害するダニやカビが繁殖しにくくなったり、木材の腐朽や建材の劣化を防ぐことができ、住宅が長持ちする効果もあります。

 

※本制度は、地域型グリーン化事業、こどもみらい住宅支援事業との併用利用が可能です。

※本制度に関する詳細は、東京都環境局のHPをご覧ください。

 

司建築計画では各種補助金(国や都などから)の申請も可能な住宅づくりを行っております。

ご興味ございましたらお気軽にお問い合せください。