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建築素材にこだわる家づくり |
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| 最近、「外断熱工法」が何かと話題になっています。一種、「外断熱」ブームであると言ってもいいでしょう。では、外断熱にすることによってどんなメリットがあると考えられているのでしょうか。いくつかポイントを上げてみると次のようになります。 ・ 家の中に結露が出なくなる ・ 温度と湿度のコントロールができるため、カビが発生しにくい ・ 床下の湿度を気になくていい ・ 梅雨時のジメジメから開放される ・ お年寄りが元気に暮らせる ・ ホコリが少なくなるので掃除が楽になる |
| このような特徴が本当に実現できるのなら、「とにかく外断熱工法で!」と飛びつきたくなってしまうのも当然でしょう。でも、あなたの家には本当に「外断熱」が合っているのかをもう一度再確認するために、今までの「内断熱」とどういう違いがあるのか、そのメリットだけでなくデメリットについても考えてみましょう。 元々、「外断熱」工法は、主に北海道や東北といった寒冷地で使われていました。エネルギー効率が良く、灯油の使用量が少なくなるという大きな利点が合っていたからです。寒冷地以外でも「外断熱」が使われ出したのはここ約9年以内のことです。それまではずっと、伝統的な「内断熱」工法が家づくりに使われていたのです。 |
| それでは、今まで普通に使われていた「内断熱」工法とはどういったものでしょう? それは簡単に言うと、柱と柱の間だけに断熱材を入れる、というものです。ですからどうしても隙間が出てしまいます。 それに対して「外断熱」工法とは、柱の外をくるむような形で建物全体を覆うように断熱材によって外から囲ってしまう工法です。つまり隙間なく、ビッチリと家をくるみこむように出来るというわけです。 「内断熱」のメリットは何かというと、「外断熱」に比べてコストが安くつく、ということです。つまり「外断熱」の方がコスト的には高くついてしまう、というデメリットになります。 逆に「外断熱」のメリットについてひとつひとつ、詳しくみてみましょう。 まず、「外断熱」では壁の外を断熱材で覆っているため、少なくとも壁の中に温度差が生じなくなり、結果として結露が起きにくいというメリットがあります。「結露」は「家の病気」とも言われているぐらいに家の寿命を縮める原因となりますのでこれは大きなメリットと言えるでしょう。 次に、湿度のコントロールが可能なため、「カビ」が出来にくいというメリットもあります。「内断熱」工法では壁内に結露がどうしても出来やすくなってしまい、結果的に湿気が多くなり木材が腐ってしまう可能性が高くなります。そして腐った木材にはシロアリも集まりやすくなります。「外断熱」工法では壁空洞が出来て、木材がしっかり呼吸することができるようになります。そのため、木材に湿気がたまることもなく、結果的に家が長持ちするということになります。 次に「外断熱」工法では、家の中の温度差をほとんど無くすことができる、というメリットがあります。通常の「内断熱」工法では、暖房を入れたとしてもひとつの部屋だけが暖かく、一歩その部屋から出ると急激に寒くなるという現象が起こります。最近、特にお年寄りがトイレやお風呂場で倒れる事故が多くなっていると言われています。「ヒートショック現象」と言われて社会現象にまでなっています。「外断熱」工法により家の中の温度が均一に保たれるようになると、こういった事故が起こることも未然に防げるようになります。特にお年寄りが住むことになる家には大きなメリットになるでしょう。 さらに「外断熱」工法では、暖房や冷房の効率が良いため、エネルギー効率が良く、光熱費が低く抑えられるというメリットもあります。 このように「外断熱」工法のメリットをあげていくと、「なんだ、じゃあとにかく外断熱工法にするしかないな!」と判断されるかもしれません。でもちょっと待ってください。いくら「外断熱」工法がいいからといっても、いくつか注意しなければいけない点もあります。 まずは、シロアリ対策の床下防蟻処理についてです。「外断熱」工法で家を建てると床下や屋根裏も室内と同じ温熱環境になるということになります。ということは、床下にまく防蟻剤に化学物質を使ったりすると、その化学物質が室内にまで侵入してくるというとんでもない状況になってしまいます。もちろん自然素材による防蟻剤の使用は必須になるでしょう。また、柱の外側すべてを覆うことになりますので必要な面積もそれだけ多くなります。予算に合うように、予算内で最も優れた素材を選ぶという知識も必要になってきます。 |
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